例年であれば11月の紅葉とサンクスギビングデイを目途にして
インバウンドは徐々に暇になっていきます。
12月は、仕事はあるにはあるけど、ちょぼちょぼと言う感じなのです。
というのは世界的に12月と言うのは経済が忙しい月で
クリスマスと年末休暇に向けて一生懸命働く人が多いです。
また12月下旬からイベント、パーティー、プレゼントの需要があるため
12月は生産と販売が急ピッチで、経済が活発な月であり、
どこの会社もかきいれ時で、お客様もお忙しいのでしょう。
なので12月に仕事を休んで旅行をする人は少ないのだと思います。
12月に入っても仕事がとぎれず…
なのに今年2023年はコロナ後の繁忙期が止まりません。
私だけでなく多くのガイドが、どの言語問わずに
みんな仕事があり、いつまでも忙しいと言います。
もしかしたら例年この時期はツアーが売れないので、
どこの国でもアフターコロナ特需でノリに乗ってる旅行会社が
「割り引いてもツアーを売ろう！」という傾向にあるのかな？
まあ、忙しいのは嬉しいことには変わりないです❣
年末年始はツーリズムにとっては繁忙期
一方でクリスマス休暇以降に来日するお客様は多く、
年末年始はちょっとした繁忙期です。
そしてこの時期の仕事は団体よりも個人客のガイドが多いです。
ご存じのようにツアー料金が一番高い時期ですし、
飛行機のチケットも高額です。なのに満席な便もあるので
いかに年末年始は世界中の人が動くのかわかりますね。
昔、ある小さな旅行会社さんが「普段はほとんど儲けがないけど
年末のハワイ旅行で一年の売り上げをカバーするよ」と言ってました。
が、正直言って年末はやりたくないのです。
せいぜい12/28までかな、と言うのが本音です。
↑年越しそば、自宅で家族と食べたいですね。
年末年始に仕事したくない理由
若いころは一生懸命でどんな仕事も受けました。
が、旅行が高い時期に来日するお客様は富裕層が多く
なかなかのご要望なのですが、年末で日本の営業形態も普段とは違い、
とてもやりづらく、自分で納得するパフォーマンスを発揮できません。
また年末の飲食店は日本人客で満席だったりするので
エージェントにはレストランの予約をした方がいいと言いいます。
が、ツアーを販売する本国の旅行代理店の窓口まで伝わりません。
なので大晦日の晩に夕食が自由食だったりします。
ある時、奇跡的に4席空いてる店を見つけました(感涙！)
でも大晦日の特別メニューしかなく、値段も高めです。
お客様は「そんなのは嫌！」とへそを曲げられてしまいました。
通常営業の店は少ない年末年始
年末年始は
・お店も飲食店も開いてないし…
・大晦日のカウントダウンも花火もなく盛り上がらない…
・除夜の鐘の意味などを理解する様子もなく…
・年明けの寺社は日本人の初もうでで大混乱…！
と言うことで不機嫌になるお客様もいます。
中には除夜の鐘をききながらの年越しを理解してくれたり、
日本のお正月を楽しんでくれるそんなお客様も過去にはいました。
「こんな時期だから食べ物は何でもいいよ」
と言ってくれた優しいお客様もいました。
↑年越しそば、楽しんでくれるお客様もいるが受け付けないお客様も…。
天ぷらがべちょべちょで怒られたことも。店は多忙で別盛りは受け付けてくれなかった。
やりづらい仕事が回ってくる中堅以降のガイド
が、どうもガイドがある程度の経験を積んで来ると
要求の多い富裕層のお客様が回ってくる傾向にあると思います。
もしやその手の難しいお客様を手堅いガイドに回して
「いつものあなたの度量でうまく回してね」って感じなのか？
年末はわがまま富裕層ばかりやる羽目になるので
近年は12/28で仕事納めにすると決めました。
ガイドだって大掃除したりおせち料理作ったりしたいですものね。
若いガイドさんは力をつけるチャンスなので頑張ってほしいですね。
長文をお読みいただき有難うございます。
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